令和３年４月、霧島山を臨める都城市の中心部に開設された地域小規模児童養護施設です。　

「よしこの家」の外観は、まるで昔のお屋敷です。石段を上がり格子戸を開けて入ると、長い廊下を挟んで大きな部屋（和洋折衷）がいくつもあります。中には、見事な書院造りの部屋もあり 日本の伝統的な建造物に触れることができます。鴨居、欄間、障子、襖等々には細かい彫りと装飾が施されており、派手ではないけれど高貴な趣のある内装になっています。

　そんな文化的・伝統的な素晴らしい家で、５人の子どもたち（定員は６人）が新生活を始めました。「子どもたちに一般家庭に近い生活体験をしてもらいながら、将来家庭をもったときのイメージを抱いていってほしい」「地域の中の一員として、近所とのコミュニケーションのとり方を自然に学んでほしい」と願っています。

◆「自然主義」　健康をつくります。

　〇　日本の自然・風土・文化・農業との触れ合いを通し、人格と体を養います。

　〇　自然教育は情操を豊かにし「敬天」の感性を育てます。

◆「家族主義」　家族を守ります。

　〇　相信・相愛の原点は家族の絆の中にあり、親を敬い祖先を敬うことから心の成長は始まります。

◆「友愛主義」　家族を支えます。

　〇　人は皆同胞です。

　〇　自立に向けて、互いにしつけ・教育・支援し合い、そして、先人たちの築いてきた文化を次世代に伝えていきます。

◆「自律主義」　自立支援します。

　〇　自立は自律。人倫を明らかにすること、つまり、克己復礼こそが本来の教育の目的であり、江戸時代の教育の

　　 鍛錬・練磨に学び、自立教育を目指します。

　 〇　自らの個性を統御し主体性の確立した行動力・実践力を身につけた人格を養います。